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Prof. Kam Fai Wong |
Department of Systems Engineering and Engineering Management, the Chinese University of Hong Kong |
Eメール:kfwong@se.cuhk.edu.hk |
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履歴:
1983年にスコットランドのエディンバラ大学で理学士号(優等賞)を、1987年に博士号を取得した。博士号を取得した後、ヘリオット・ワット大学(スコットランド)、ユニシス(スコットランド)、ECRC(ドイツ)で研究員として勤務した。1993年に香港に戻った。最初、香港中文大学工学部のプロジェクトマネジャーとして働き、1997年に同大学のシステム工学・工学管理学部の准教授に就任した。技術移転推進センターである香港中文大学の革新・技術センター(CINTEC)の所長代理(Acting Director)でもある。
香港中文大学で設計され開発されたIPOC二言語検索エンジンの主任構築者である。1998年には、IPOC技術を基に会社を設立し、同社の役員兼技術顧問に就任した。
ACM、IEEE-CS、IEE(英国)のメンバーである。また、中国語計算機学会(CLCS)の理事会のメンバー、ACM香港支部執行委員会の渉外担当メンバー、香港の情報技術産業推進組織である香港情報技術合同会議の創立メンバー、1998年からはACMメンバーシップ活動委員会のアジア調整担当メンバーであり、ACM名誉講座(ACM Distinguished Lectureship Program)の講師もしている。1994年〜1996年はACM香港支部の会長、1996年〜1998年はACM SIGAPPの副会長、1995年〜1997年はACM地域活動委員会のメンバーである。 |
新しいACM Transactions on Asian Language Information Processing(ACMプレス)の創立主任共同編集者、Journal of Computer Processing of Oriental Languages(ワールド・サイエンティフィック)のエリア編集者、International Journal of Computational Linguistics and Chinese Language Processing、Journal on Distributed and Parallel Databases(Kluwer)の編集委員会のメンバーである。2000年10月には香港で開催されたACM国際大学プログラミングコンテストのアジア地域コンテストのプログラムディレクターを務め、2000年9月には香港で開催されたアジア言語の情報検索国際ワークショップ(IRAL)の会長、そしてやはり2000年9月にシカゴで開催された中国語処理国際会議(ICCLC2000)のプログラム共同議長を務めた。 |
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情報検索の有効性を改善するための中国語自然言語処理の応用 |

発表資料 |
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グローバル化により、現在では世界各地から中国語の情報へのアクセスが行われている。しかし、中国語は特殊であるため、全く不可能ではないにしても、従来の情報検索技術や処理技術では役に立たない。香港中文大学のシステム工学・工学管理学部の情報システム研究所では、言葉の壁を克服するためにいくつかのプロジェクトに着手した。インターネット上で情報にアクセスする必要性が、我々の研究の推進力となっている。情報検索は本質的には文化依存的であると同時に文化から独立していると我々は考える。文化依存的な情報検索を改善するための様々な自然言語処理技術の用途について調査している。例を挙げるとすれば、異言語間情報検索のための翻訳曖昧性解消、情報抽出のための時間的自然言語処理などである。セミナーでは、この2つの分野における我々の構想について述べる。 |
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